mineoのデメリットとは?

mineoのデメリットを確認する前に、主な特徴について確認してみましょう。mineoの大きな特徴は、従来のSIMカードを格安SIMカードに差し替えることで、月額料金を抑えてスマートフォンを使用することができる点にあります。mineoでは利用者の目的や使用量に応じてプランを細かく設定することができるほか、auとdocomoの端末を利用するプランも用意されているので、乗り換えがしやすいのも特徴です。

この特徴を踏まえたうえで、どういったデメリットがあるのか紹介したいと思います。

1.時間無制限の通話プランがない
スマホのプランの多くには通話が無制限で行えるものを用意しているところも少なくありません。しかし、mineoの通話プランは基本が「10円/30秒」で、オプションも10分かけ放題(月額税抜850円)、通話定額サービス(月額税抜840円)などがありますが、時間無制限で通話できるプランがありません。

LINEなどのアプリを利用すれば無料通話を行うことができますが、インターネットに接続できない環境ではLINEは使えないため、電話での通話を行うことになります。また、頻繁に電話を使用する人にとっては通話プランが豊富でないというのはやはり困ってしまいます。

2.店舗で受けられるサービスが少ない
大手キャリアの場合は街中を歩くと至る所で販売店舗を見かけますが、いわゆる格安スマホの場合は実店舗を持たない会社も少なくありません。

しかし、mineoは大手キャリアほどではありませんが、実店舗を持っていて、そこではサポートを受けることができます。ただ、このサポート内容が豊富とは言えない状況です。mineoの店舗では新規加入の申し込みや端末、SIMの購入をすることはできますが、一方で契約変更、解約、利用料金の支払い、端末の修理は受け付けていません。

また、契約時の初期設定を行うことはできますが、一部の端末では有料(1,000円)となっているため、例えばiPhone利用者の初期設定には費用がかかってしまいます。

利用していると、故障かな?ということや画面が割れてしまって使いづらくなることは多いかと思いますが、そういった際に修理を店舗で依頼できないのは結構大変です(修理は自宅に担当者が訪れて回収し、修理後届けてもらうことはできます)。

3.オプションが多すぎる
オプションはうまく選択すればより便利に携帯電話を利用することが可能となります。大手キャリア含め各携帯電話会社は様々なオプションプランを用意しています。mineoにも多彩なオプションがあるのですが、その数が多すぎるため、どれを選べばいいのかわかりにくいと感じてしまいます。

2017年11月現在、au用のAプランで31個、ドコモ用のDプランで29個のオプションがありますが、契約時に全てのオプション内容を確認して選ぶというのは簡単なことではありません。